「いよいよビジネス英会話の勉強しなきゃ…!でもどうやって?」
本気で英語をやるぞ!と思い立ったのはいいけれど、オンラインや書店で情報収集しても選択肢が多すぎる。そんな経験ありませんか?
そうです、情報過多で何が正解か分からないんです。なぜなら英語需要がとても高いため、ビジネスとして参入する事業・サービスが多いからです。
ただ、英語や英会話の正しい学習ステップはちゃんと存在します。それに則って勉強していけば、迷わずに英語・英会話スキルを伸ばし、ビジネス英語をマスターすることも夢ではありません。
ビジネス英語や英会話の勉強法。正解を知りたくありませんか?
帰国子女でもない純日本人でありながら、社会人時代にTOEIC975点を取り、そのあと英語トレーナーとなって、今や海外省庁ともやり取りをしている私が、英語や英会話を伸ばすステップをお伝えしていきます。
正しいステップに沿って、ビジネスで使える英語力を身につけましょう!
目次
効率よく身に着ける!ビジネスで通用する英会話習得のステップ
短期で習慣化する
ビジネス英会話を学習するにあたり、まずは短期間で習慣化を目指しましょう。初心者でも上級者でもレベルは問わず、毎日英語に触れることが重要です。
これは人間の脳のメカニズムに基づかれたもの。1週間に1度の長時間学習より、日々コツコツ学習していく方が記憶の定着には効果的なのです。
したがって、いきなりレッスンを受けたりスクールに通わなくても、英会話スキルを身に着けることはできるということです。
3週間やり続ければ、人は習慣化できると言われています。まずは、可能であればハードルは低すぎず高すぎず、1日1.5時間を目標に毎日学習してみましょう。
英会話ができる日本人から基礎を教わる
英会話の学習を習慣化できたら、次のステップとして英会話スクール・英会話学校に行き、レッスンを受けることも視野に入れましょう。英語はコミュニケーションなので、誰かと一緒に学習することで効率化が図れます。
特に初心者の方は、まずはレッスンで日本人の英語トレーナーから教わることをおすすめします。なぜなら、日本人が英語でつまづくポイントを日本人英語トレーナーは熟知しているからです。
日本人が教えているスクール・教室・学校で英会話スキルのベースを築き上げられたら、さらなる実践の場としてネイティブとのレッスンに進みましょう。
オンラインなどのネイティブレッスンで腕を磨く
日本人トレーナーによる英語レッスンなどで「日本人としての英語学習方法」をある程度インプットできたら、実践としてアウトプットの比率を高めていきましょう。
英語圏ネイティブを含む、非日本人のトレーナーを相手に「困ったら日本語で伝える」という甘えを消していく段階です。また、英語圏で使われる生きた表現もレッスンを通して覚えられるのも利点。
大手英会話スクールのような対面式レッスンでもいいですし、今ではオンラインレッスンも質の高いレッスンを提供しています。
ご希望の料金や時間に沿って、学習を継続しやすいスクール・教室やレッスンを選択しましょう。
おすすめ学習法:短期で劇的に変わる!
ネイティブのように会話する
スクール・教室に行ってレッスンに受けずとも、短期間で英会話スキルを伸ばすことは可能です。まずは「ネイティブのようにおおげさに話す」ことをおすすめします。
もっと詳しく説明すると「日本語発音」から脱却すること。英語を発声する際には抑揚やアクセントが欠かせません。逆に日本語は平たんな調子で発声されます。
イメージしやすいのは外国人が日本語を話すときのアクセント。「私は英語が好きです」と外国人が日本語で発声するとしたら、
「わタしは エいごが スきデす」(カタカナ文字で強アクセント)
という音がイメージできるでしょうか?「変な日本語!」と日本人が聞いたら思いますよね。
逆の現象が英語でも起こり得るのです。日本語発音の平たんな英語で発声したら「変な英語!」と思われかねないのです。
普段日本語では慣れていない抑揚やアクセントを、英会話の場面で実践するには「おおげさ」なくらいがちょうどいいのです。
会話の始まりはとにかく最初の2語
英会話の出だしで「あー」や「えー」と詰まってしまう方は必見。詰まる前に何でもいいので「主語」と「動詞」にあたる単語を使って、会話をしてみましょう。
中学時代に学習した5文型を思い返してください。SV~SVOCという文型です。どの文型も必ずSとVの並びになっていますよね。
命令形や疑問文などの場合を除き、この並びは不変です。ということはほとんどのケースで、主語と動詞を使って英会話をスタートさせることが大事なのです。
「あー」と会話に詰まっている様子を相手が見ると、「表現したい英語が言えないから困っているのか」それとも「そもそも話した内容の英語が理解できていないのか」が分かりません。
相手の英語が理解できている場合は、とにかく主語と動詞を発声して「あなたの英語は分かっている」というサインを送りましょう。詰まるならその後でも問題ありません。
とっさに発声した主語と動詞を言い直したい場合は、”I mean…(日本語だと「というか」に近い)”と言った上で、別の主語と動詞を使って会話をスタートすればいいのです。
ビジネスでも日常でも、会話に詰まってチャンスを逃すのはもったいないこと。英会話のはじめの2語である「主語」と「動詞」をできる限り言うことを心掛けましょう。
「結論」からシンプルに会話する
日本語は背景(コンテクスト)を察することに長けた「ハイコンテクスト」言語だと言われています。「空気読んで」というのは日本語独特の文化ということ。つまり通常は結論をぼやかしても察してもらえるので、理由や事情から話してしまいがちです。
逆に英語は結論をはっきりと言わないと伝わらない「ローコンテクスト」言語。結論や意思を冒頭できっぱりと示してから、理由や事情を説明します。
この日本語と英語との違いを、例で見てみましょう。
【日本語での会話】
Aさん:
「無料体験受けに行った英会話レッスン、どうだった?」
Bさん:
「大手スクールで、教室もキレイ。上級ビジネス英語も教えてるし。(理由・事情)
良い英会話レッスンだと思うよ。」(結論)
【英語での会話】
Aさん:
「無料体験受けに行った英会話レッスン、どうだった?」
Bさん:
「良い英会話レッスンだと思うよ。(結論)
大手スクールで、教室もキレイ。上級ビジネス英語も教えてるし。」(理由・事情)
これが日本語と英語のコンテクストの違いです。日本語でもビジネスシーンでは「結論から話せ」と言われることもありますが、英会話ではそれが一般的です。
英会話では「結論から話す」を普段から心掛けましょう。短期間でも「日本語英語」から脱却を図ることができる、大切な心構えです。
英会話学校・教室・スクールの活用方法
実践の場でアウトプットする重要性
日本人の英語学習は、「単語やフレーズを覚える」といったインプットに偏りがち。ある程度インプットの量を増やしたうえで、さらに本気で英会話を身に着けたい場合は、レッスンに通いアウトプットを鍛えましょう。そもそもアウトプットの比重が少ないと、せっかくインプットした英語も脳に定着しづらくなります。
特にビジネス英語を学びたい方であれば、英会話レッスンで失敗体験を重ねてビジネス英語を身に着けていきましょう。英語を学ぶためには失敗体験が必須ですが、実践の場であるビジネスシーンで失敗することはできるだけ避けたいですからね。
英会話学校・スクールで提供されるレッスンは、スポーツでいう練習試合のようなもの。実践では試せないアウトプット表現をレッスンで使ってみて、ビジネスシーンなどの本番で活用できるかどうかを確認することが大切です。
初心者~上級レベルに沿ったカリキュラム設定
独学と比べて英会話学校・スクールの利点は、第三者が自分のレベルをチェックしてくれるということも挙げられます。
英会話レベルがどのくらいかを考慮した上で、特に大手スクールでは細かいレベルに分けてレッスンを提供しています。独学では自分の英会話レベルの把握や、市販教材を使ったレベル調整など、難しいことだらけです。
また、ビジネス経験のあるトレーナーが英会話を教えてくれるのなら、教材に頼らない生きた意見を聞くことができます。例えば、英語にもビジネスで丁寧さを使い分ける場面があります。日本語の尊敬語・謙譲語のように、微妙なニュアンスを知るためにも、自分のレベルに応じたレッスンを受けることをおすすめします。
質の高いフレーズの宝庫
レッスンでは、日常会話からビジネス英会話まで、それぞれに使われるフレーズを覚えたり質問したりすることもできます。
ちなみに、日常フレーズが行き過ぎて、スラングばかりを覚える方もいますが、これはあまりおすすめしません。仮に真面目なビジネスシーンでふいに非ネイティブがスラングを使ってしまった場合、英語圏の人たちが良く思わないことは想像つきますよね。
大手スクールを筆頭に、英会話教室・英会話レッスンでのトレーナーは教える質の高い方ばかりでしょう。ただ、カフェ英会話などのアルバイト感覚で英語を教えている外国人の中には、スラングを教えて楽しんでいる方もたまに耳にします。
「ビジネス英語を学びたい」など目標がはっきりしている場合は、その学習をサポートしてくれるレッスンを確実に選んだ上で、生きた英語をしっかりと学んでいきましょう。
ビジネス英語の例文フレーズ集
挨拶
ここからはビジネス英会話でよく使うフレーズ集をお教えします。ビジネスフレーズは他の記事にも詳しい表現を書いておりますので、そちらもぜひご参照ください。
まずはビジネスシーンで使われる挨拶から。
【初対面】
はじめまして: 「I’m glad to meet you.」
“Nice to meet you”と学校で習った方も多いと思いますが、上記挨拶の方がよりビジネスで使える丁寧な表現です。
【自己紹介】
名前と社名: 「I am Taro Yamada from ABC Corporation.」
「名前+from 社名」はメールでも使える表現です。ビジネスでは多用されるフレーズなのでどんどん使っていきましょう。
さらに部署名も加えたい場合は、“I am in charge of marketing. (私はマーケティングを担当しております)”というように“I am in charge of ~”という定型フレーズも覚えておいて損はありません。
【再会】
お久しぶりです: 「It’s been a long time.」
日常会話なら”Long time no see”とも言えますが、こちらの方がビジネス向き。同じくビジネスシーンでよく使わるフレーズとして、“It’s been a while.”という表現もあります。
電話
【電話対応】
○○は外出しております: 「He/She is out now.」
○○はお休みをいただいております: 「He/She is off today.」
もちろん、「○○さん」としっかり伝えるためにHe/SheではなくMr.○○/Ms.○○と言ってもOKです。
英語ができる人間に代わります: 「I’ll get someone who speaks English.」
あまりにも英語レベルが難しい電話を取ってしまった場合は、このフレーズを使って英語が話せる他の人に代わってもらいましょう。
【電話をかける】
名前と社名: 「Hello, this is Tanaka from ABC Corporation.」
電話では出だしだけ、自分のことを“this is”と言います。それ以降は“I am”となりますので、最初だけこのフレーズを使うものだと認識しておきましょう。
スミスさんいらっしゃいますか?: 「May I speak to Mr. Smith?」
日本語では「いらっしゃいますか?」ですが、英語では「話せますか?」という表現ですね。
プレゼン
本日のテーマ: 「Today, I would like to talk to you about ○○.」
プレゼンテーションを始めた直後に「本日は○○についてお話ししたいと思います」と必ず冒頭で告げましょう。
本日の流れ: 「I have three things I’d like to tell you today. Firstly, I will talk about △△. Next I will describe □□. Finally, I will focus on ××.」
こちらもプレゼンの冒頭に言うべきフレーズ。プレゼンの始めには観客に「map」を与えることが重要です。これからどんな話をするのか、どういう流れなのか。この手順を抜かすと、プレゼンが進むにつれて何の話をしているのか分かりづらくなり、会場がドヨドヨし始めるので気を付けましょう。
他にもビジネスフレーズは数え切れないほどありますが、そのうちビジネスシーンでよく使うフレーズを以下の記事でもまとめています。ぜひご覧ください。
メールでも初対面でも!挨拶で困らないビジネス英語例文集28選
おすすめの教材(本・アプリ)
本やアプリの落とし穴
本やアプリなどの英会話教材を買っただけでは、英会話ができるようになるわけではないとしっかり認識しておいてください。「そんなことは分かってるよ」という声も聞こえてきそうですが、英会話教材を入手したことに満足してしまいそのまま放置する、というお話をあまりにも多く耳にするのです。
評判、口コミ、ランキングが入手しやすい世の中ですし、それらを参考にすることは良いことです。ただ、英会話スキルを獲得できるかどうかは「日々学び続ける」ことに対してのご自分のモチベーション次第なのです。
継続学習をするためには、「スキマ時間」を使うことをおすすめします。通勤時間やお風呂・トイレ・散歩、etc.
この記事の冒頭でも書いたとおり、習慣化するのに必要な期間は3週間。机に向かって何時間か確保できれば理想ですが、3週間それを続けるのはなかなかに困難。
そうなったときに有効活用できるのが、本やアプリなどの英会話教材です。10分程度のスキマ時間も、一日に何回も積み重ねれば1時間以上の学習時間となるはずです。
習慣化するための教材の使い方は、できるだけ教材の種類を増やさないこと。1~3種類ほどに絞って、その教材を繰り返し何度も使うことが英会話スキルの定着へとつながるからです。
本やアプリなどの良し悪しよりも、それを活用するご自分が英語をどう学んでいきたいか。このマインドを踏まえた上で、ご自分のレベルに合った教材を選びましょう。
料金無料のアプリは良い?悪い?
有料アプリと比較をすると、やはり無料アプリは見劣りします。ただ、今は完全無料のアプリより、アプリ内で課金のあるタイプのものが多いと思います。
まずは学習のモチベーションを上げ、さらに英会話学習の習慣化を図るために、無料アプリを使うのが良いでしょう。同じアプリを使って繰り返し学習していくと、やはりどこかに飽きが来てしまいますので、その場合には課金をして機能を拡張していけば良いと思います。
そもそも私自身は、スマホを触ると他のことに気を取られてしまうという理由から、アプリでの学習はおすすめしません。この考えには個人差があると思いますので、ご自分に合ったアプリがあれば繰り返し何度も使い込んで、英会話学習の「相棒」といえるまで活用していきましょう。
おすすめテキスト
個人的におすすめなのが「英会話ペラペラビジネス100 (アルク 2,160円)」というCD付きのテキストです。ビジネスも含めてあらゆる英会話シーンを網羅したフレーズ集。しかも英語レベルは初心者にとっても簡単なレベルなのに、しっかりと伝わる英語ばかり。
このテキストはかなり有名なので、すでにお持ちの方も多いでしょう。
おすすめテキストについては、別の記事でも書いております。電話や会話など、ビジネスの各場面に応じたおすすめテキストを挙げましたので、参考にしていただけると嬉しいです。
まとめ
今回のおさらいです。
・ビジネスで通用する英会話習得のステップ
・短期で劇的に変わるおすすめ学習法
・英会話学校・教室・スクールの活用方法
・ビジネス英語の例文フレーズ集
・おすすめの教材(本・アプリ)
ビジネス英会話に関連する、皆さんの頭を悩ませがちなトピックについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
英会話を学ぶ際には、ステップに沿って正しい学習方法を理解することが何より重要です。学習方法が確立できれば、あとはご自分の好きな形にカスタマイズすることも夢ではありません。
日本人の多くが英語を苦手としているのは、日本人の多くが正しい方法を理解していないから。ビジネス英会話のマスターを目指す皆さんは、ぜひ正しい方法にそって英語を学んでいきましょう!
「英語が話せない」には
必ず明確な理由が存在する
日本人特有の
英語力の頭打ちを徹底解決する
LINE英語学習マガジン
多くの日本人が直面している「英語が話せない」という悩みの根本的な原因。 それは「話すこと」の大切さを無視してきた日本の英語教育、つまり受験英語にあります。 誰もが学生時代に苦労したであろう、単語の暗記・綺麗な和訳・難解な文法。 このどれもが「話すための英語学習」には何の役にも立ちません。 その証拠として、受験英語型の学習法でペラペラになった人は残念ながら存在していないのです。 この事実に薄々気づきながらも、学生時代の英語学習法から抜け出せない。 あなたもきっとその1人なのではないでしょうか? 私たちに必要なことは、受験英語型の学習法からいち早く抜け出して「正しい英語学習法」を身に付けること。 これを知っているのといないのとでは、英語の勉強効率に雲泥の差が生まれます。 イングリッシュベイ青山が発行する公式LINEマガジンでは、正しい「英語学習法」とその具体的な「実践手段」について全無料で解説しています。 勉強しているのに一向に英語が話せるようにならない。 学習に時間とお金を費やしているのに英語が身に付いていない。 そんな悩みを持ちながらも、 「それでもやっぱり使える英語を身に付けたい」 「短期間で実践的な英語をマスターしたい」 「1年後に英語がペラペラの状態になっていたい」 などといった想いを抱いているあなたに役立つ内容です。
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