メールでも初対面でも!挨拶で困らないビジネス英語例文集28選

英語 あいさつ

“Hello, how are you?”
“Nice to meet you.”

皆さんよくご存じであろう、上記の英語表現。
これらはビジネスシーンでも使えなくはないですが、基本「カジュアルな会話」で使うような挨拶です。

ビジネスシーンにおける挨拶はどうでしょうか。
挨拶は、その印象で今後の付き合い方が決まることもあるくらい超重要なフレーズでもあります。

「ビジネス英語として、キッチリ挨拶ができるようになりたい」
「ぐっと親密になれる英語の挨拶フレーズを使えるようになりたい」

仕事で海外省庁に赴いて、担当官とやり取りをすることがある私が、そんな仕事上の英語に関するお悩みを解決!

今回は、「コレだけおさえておけば印象が変わる!」、シンプルながらも丁寧なビジネス英語の挨拶フレーズをお伝えいたします。

メール、初対面、久々の再会、会議、プレゼン、季節の挨拶、etc…
あらゆるビジネスシーンにおいて基本となる挨拶フレーズ。
第一印象をガラっと変えられるような、使えるビジネス英語をぜひ身に着けましょう!

この記事を書いた人
牧野隆幸
​牧野 隆幸(まきの たかゆき ) シニアトレーナー

大学・自治体プログラム TOEIC講師として登壇。純日本人の英語トレーナーとして、一般企業や国際的な交流協会に勤務・従事しています。少人数制グループをメインとしながら計400人以上の方々に英語をお教えしてきた私が、実践的な英語学習法をご案内いたします。

メールで使える!ビジネス英語の書き出し方

英語 メール

書き出し

メールの場合、まずは冒頭に“Dear ○○,”のように宛名を書くことから始まります。
これはビジネス英語でもカジュアル英語でも共通です。

そしてそのあとの書き出しは、日本語でメールを送るときと同じく挨拶の表現は定型でOK。
ただし、日本語で言う「お世話になっております」という挨拶は英語にはないので、以下の表現から適切なものを選びましょう。

「はじめまして」

・It is a pleasure to have the chance to contact you.
※直訳:ご連絡する機会を持てることが光栄です。

ビジネスシーンで初めてメールを送る場合は、この表現を使うととても丁寧な挨拶です。

自己紹介+背景説明

・I am Taro Yamada from ABC Corporation.
※直訳:私はABC Corporationの山田太郎と申します。

・I am in charge of marketing.
※直訳:私はマーケティングを担当しております。

・I am writing to ask you about your new product.
※直訳:あなたの新製品についてお聞きしたく、(メールを)書いております。

冒頭の挨拶で「はじめまして」と書いたあとは、自己紹介として名前・会社名・部署名を書いたあと、メールを送るに至った背景を説明するとビジネス英語らしく分かりやすい文章になります。

3つ目の例文については、“I am writing to”のうしろの文章を変えることで様々な状況に対応できます。

例えば、

・I am writing to inform you our event.
(弊社のイベントについてお知らせしたく、…)

・I am writing to cancel the order.
(注文をキャンセルしたく、…)

・I am writing to inquire about the meeting date.

(打ち合わせの日程についてお問い合わせしたく、…)

というように、ビジネス英語で頻繁に使える表現なのでぜひ覚えておきましょう。

「お元気ですか?」

・I hope this email finds you well.

※直訳:このメールがあなたが上手くやっているとを見つけることを望みます。

直訳だと分かりづらいですが、日本語で言う「ご健勝のことと存じます」にあたる挨拶です。初対面ではなく、面識があるお相手に使いましょう。

「~していただき、ありがとうございます」

・Thank you for replying me.

※直訳:ご返信いただき、ありがとうございます

「ありがとう」という挨拶からメールが始まることは、ビジネス英語では頻繁にあることです。
“Thank you for ~ing”の形で覚えておけばお礼の挨拶から書き出したい場合に、いろいろな場面で使えます。

初対面のときのビジネス英語

英語 あいさつ

「はじめまして」

・I’m glad to meet you.

※直訳:お会いできて嬉しいです。

私たち日本人がよく知っている”Nice to meet you”と比べて、ビジネス英語らしい丁寧な挨拶です。

初対面ではなく何度か会っている相手には末尾に”again”をつけて
“I’m glad to meet you again.”(またお会いできて嬉しいです)
という挨拶をしましょう。

自己紹介

先に書いたメールでの自己紹介とほとんど同じ表現でOK。


・I am Taro Yamada (from ABC Corporation).
・I am in charge of marketing.

実際に会って会話するときは、会社名を言うケースは少ないかもしれません。
その場合、会社名は省略して名前と部署名のみを紹介しましょう。

名刺交換

仕事では必須の名刺交換。英語で名刺は、“business card”と言います。

欧米式の名刺交換は、日本とタイミングが異なります。
会ってすぐに名刺を渡すのではなく、挨拶・自己紹介・握手をしてから名刺交換を行います。

相手が日本でビジネスをされていて、日本のやり方に慣れていれば問題ありませんが、そうでない場合は名刺交換のタイミングに気を付けましょう。

初対面の挨拶を終えても名刺交換が始まらない場合は、以下のようなフレーズでこちらから促してみましょう。


・Here is my business card.

※直訳:これが私の名刺です。


・May I have your business card?

※直訳:あなたのお名刺を頂戴できますか?


・Could I exchange business cards, if you don’t mind?

※直訳:もしよろしければ、名刺交換をさせていただけますか?

再会したときの挨拶英会話

英語フレーズ、まとめ

対面での「お久しぶりです」

・It’s been a long time.

※直訳:長い時間が経ちました。

カジュアルな挨拶なら”Long time no see.”も使えますが、ビジネス英語として、さらに丁寧なこの表現を使いましょう。
“It’s been a while.”も同じ意味でよく使われる挨拶です。

メールでの「お久しぶりです」

・It has been a long time since I last contacted you.

※直訳:最後にご連絡して以来、長い時間が経ちました。

上の対面での「お久しぶりです」とよく似ていますが、“contact”というメールならではの動詞を組み入れた例文です。
メールのような書き言葉のときは、”It’s”ではなく”It has”と略さずにしっかり書くと、丁寧度がアップします。

「お元気でしたか?」


・How have you been?

※直訳:(今まで)いかがされていましたか?

皆さんご存じの”How are you?”は「(今)お元気ですか?」という現在のことを聞くための会話でよく使う挨拶表現ですが、最後に会ってから今までという「久しぶり」のニュアンスを含めた挨拶をしたい場合は、現在完了形”have been”を使います。

もしこちらが答える側の場合は、同様に”have been”を使って、

“I have been good.”(今までずっと良いよ) や、
“I have been busy.”(今までずっと忙しいよ)

と返答しましょう。
返答のあとに「実はですね~」と続けていくと、会話が広がっていきます。

その他ビジネスシーンでの挨拶例文

英語 ビジネス

会議での挨拶

会議といえばビジネス英語が飛び交うような怖いもの。そう思っていませんか?
もし会議やプレゼンの場で司会進行を任されても、挨拶はとてもシンプルな英語で表現できます。


・It’s time to start the meeting.

※直訳:会議を始める時間です。


・Now everyone is here.

※直訳:では皆さんこちらにいらっしゃいますね(お揃いですね)。


・Thank you for your time today.

※直訳:本日はお時間いただきありがとうございます。

会議を始める際にこういった挨拶で注目を集めたあとに、


・I am Taro Yamada.
・I am in charge of marketing.

と、先に書いたような自己紹介をしましょう。

自己紹介のあとは会議の内容をお伝えするような表現をすると、スムーズに主題に入っていくことができます。


・We are here today to discuss the new marketing strategy.

※直訳:私たちが今日ここにいるのは、新しい市場戦略について話し合うためです。

自然な日本語に訳すなら「本日お集まりいただいたのは、~」という表現ですね。

年末年始・新年の挨拶

1年に1回の機会なので、使う頻度が少なく英語がなかなかスッと出てこないかもしれません。
しかし、季節の挨拶は仕事でも、とても大切。

挨拶フレーズに迷ったら、こちらを使ってみましょう!

年末の挨拶:


・I appreciate all of your cooperation this past year.
 
※直訳:この一年の全てのご協力に感謝いたします。


・I wish you a wonderful holidays.

※直訳:素敵な休暇を(過ごせますようお祈りいたします)!


・Have a great new year!

※直訳:素晴らしい新年を!

年始・新年の挨拶:


・Happy New Year.

※直訳:新年おめでとうございます。


・I hope this year will bring you much success.

※直訳:この年があなたに多くの成功をもたらすことを望んでいます。


・I wish you all the best in the new year.

※直訳:新しい年に幸多きことをお祈りいたします。

他人を紹介するフレーズ


・May I introduce my boss to you?

※直訳:私の上司をご紹介してもよろしいですか?


・This is my staff/member, Ken.

※直訳:こちらが私の部下のケンです。

「部下」という意味では“subordinate”という単語がありますが、この単語は権威や権力を持つ人が使うことが多いので避けた方が無難です。何より難しい単語ですしね。

英語で「部下」と言いたいときは“staff”“member”
さらにお手伝いをしてくれているような部下なら“assistant”など、シンプルな単語で表現できます。

まとめ

英語あいさつ まとめ

さて、今回の内容をまとめましょう。


・メール
・初対面
・自己紹介
・久しぶり
・会議/年末年始/他人紹介

こういった場面でよく使われるような、ビジネス英語での挨拶表現をお伝えしました。
難しい単語を使わない表現に絞ってみましたが、いかがでしょうか?

英語挨拶のフレーズを覚えたら、あとは使えるものから実践あるのみ!

実践を繰り返すと自信がつきますし、自信がつくと相手からの印象も良くなってきます。
英語は自信があるように振る舞えるかどうかがポイントですよ。

ビジネス英語を使う場面でも相手と親しい関係が構築できるよう、今回お伝えしたシンプルながらも丁寧な挨拶表現をぜひ使ってみてください!

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