もうこれで苦手克服!英単語の効率的な3つの覚え方

「英単語って覚えてもすぐ忘れちゃうんだよね」
「受験生みたいにガツガツ覚えなきゃ定着しないのかな」
「そもそも暗記は得意じゃないし」

英語学習において「英単語を覚える」という作業は、避けては通れないものです。しかし、覚えては忘れ、覚えては忘れ、といった負の連鎖にハマってしまい、英単語に対する苦手意識が植え付けられてしまった方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、できるだけ英単語を忘れないようにするための、英単語の3つの効率的な覚え方をお伝えしていきます。

英単語が記憶に定着しないのは、記憶力などの能力が原因なのではなく、学校などでやってきた方法が正しくなかっただけなのです。その方法を修正するだけで英単語の記憶量を飛躍的に向上させることができます。

では早速、英単語の3つの効率的な覚え方をチェックしていきましょう。

この記事を書いた人
牧野隆幸
​牧野 隆幸(まきの たかゆき ) イングリッシュベイ青山 シニアトレーナー
大学・自治体プログラムにTOEIC講師として登壇経験あり。一般企業や国際的な交流協会などでの勤務・従事経験を通して、様々な業界を見てきました。純日本人トレーナーとして少人数制グループをメインとしながら、計400人以上の方々に英語をお教えしてきた私が実践的な英語学習法をご案内いたします。

英単語を覚えるコツ①:必要な単語と頻繁に出会う

仕分けを行う

最初に皆さんに認識しておいてほしいことは、人間は忘れる生き物ということです。まずこの事実が大前提。ということは、「英単語を覚える」という行為は「英単語を忘れづらくする」行為とも言い換えられます。「忘れやすい」ものを「忘れづらい」ものに変えていく、というのが英単語を覚えるときに基礎となる考え方です。

そこで、「忘れやすい」あるいは「忘れがち」な英単語と、すでに「忘れづらい」状態になった英単語を住み分けさせることが効率化の第一歩です。このことを私は「仕分け」と呼んでいます。

英単語のテキストを使う場合を想像してください。よっぽど難しい英単語テキストでない限り、テキストに並べられている英単語は「知らない単語」と「知っている単語」の2種類があるはず。そこで「知らない単語」だけを抜き出して覚えられるように整備するのです。

具体的には、まず英単語のテキストを初めて使用するときに、最初のページから最後のページまでできるだけ短い時間でチェックします。このとき単語を覚えようとする必要はありません。ただし、チェックするときに「知らない単語」の横に×などの目印をつけておくこと。そして、すでに「知っている単語」には印をつける必要はなく読み飛ばしていってください。

こうしてスピーディに最後のページまでチェックし終えると、「知らない単語」だけがフォーカスされてその単語を覚えることに集中ができるテキストが完成するわけです。

あとは目印がついた「知らない単語」を記憶していくだけ。すでに覚えている単語に時間を割く必要はありませんからね。

テキストを周回する

「仕分け」を行った上で、テキストに繰り返し何度も目を通すことが大切です。1度覚えたはずの単語も、時間経過とともに忘れてしまいます。冒頭にも書きましたが、これは人間は忘れるものなので仕方のないことです。

ドイツの心理学者エビングハウスが発表した「エビングハウスの忘却曲線」の理論によると、人間が何かを学んだときにその内容を、

20分後に42%忘れる
1時間後に56%忘れる
9時間後に64%忘れる
1日後に67%忘れる
2日後に72%忘れる
6日後に75%忘れる
31日後に79%忘れる

と言われています。もはや気持ちのいい忘れっぷり。ということは1度でカンペキに記憶できる人なんて、よっぽどの天才を除いていないのです。

ただし「じゃあ単語を覚えるのなんて結局は無理」ということを言いたいわけではありません。1日以上経過すると約70%を忘れてしまうのなら、忘れる前に再度記憶への定着を図ればいいだけなのです。

分かりやすいのはトイレのドアに英単語を貼って覚える方法。どんなに難しい単語だとしても、トイレに入る度に何回も目にしていれば忘れる前に覚えてしまうでしょう。

これと同じことを単語テキストで行えばいいのです。単語テキストを周回する過程で、2周に1度くらいのペースで「仕分け」を行ってください。2周目以降の仕分けのやり方は、例えば×の目印をつけた単語の意味をスッと浮かべられるなら横に○を加える、などですね。こうして周回するごとに「知らない単語」の総数が減り、どうしても覚えられないガンコな「知らない単語」に集中できるようになります。

もし単語テキストの内容全てを周回することが難しければ、ご自分で決めた範囲までを周回することもオススメです。1冊のテキストのなかにレベル分けされているものもありますから、レベルごとに周回するのもいいでしょう。決めた範囲のなかの「知らない単語」が限りなくゼロに近づいたとき、次の範囲に進めばいいのです。

ドラマや映画で英単語を学ぶ

「知っている単語量は多いはずなのに、英会話となると分からない単語が多すぎる…

こんな経験をしたことがある方は少なくないでしょう。単語テキストを覚えるだけでは、実際に英単語がどう使われているのかが分かりづらいことがあります。もちろんテキストに例文はついていますが、実践例としては1つ2つの例文だけでは足りません。

そこで「ナマの英語」に触れるためにドラマや映画を観ることをオススメします。私の周りで語学を習得した人は「その国のドラマ・映画・アニメを見て覚えた」と言っている人がほとんどです。

可能であれば「英語音声・英語字幕」で見られれば理想なのですが、はじめのうちは内容理解のためにも英語と日本語の音声・字幕を使い分けてもOKです。

ドラマや映画を使った英語学習については、こちらの記事を参考にしてみてください。

たったの3つ!ネイティブの英語が聞き取れない原因とは?

英単語のテキストを見ているときと同様に、ドラマや映画を観ていると「ん?この単語知らないな…」という英単語が出てきます。その瞬間に一時停止して、気になった英単語を抜き出して書き留めてみてください。

ドラマや映画は何度も繰り返し観る必要がありますので、複数回見ても苦にならないお気に入りのタイトルを選びましょう。そんなタイトルにまだ出会えてない方でも、英語学習の時間を割いてお気に入りの1本を探すために時間を費やすべきです。それぐらいドラマ・映画は強力な英語学習教材になり得ます。

英単語を覚えるコツ②:音とイメージを使って右脳で覚える

「読んで覚える」「書いて覚える」はNG

物事を長期的に記憶するためには「右脳」を使うべきと言われています。単語を覚えようとするときに、皆さんは普段どう覚えていますか?単語を目で読んで覚える・書いて覚えるという作業は左脳の処理としてカテゴライズされ、瞬間的な処理には長けていても、記憶のような長期的な保存することには実は向いていないのです。

パソコンで例えるなら、左脳は処理速度を決めるメモリであり、右脳はファイルを保存するハードディスクと言えます。

長期保存仕様の右脳を英単語学習で使うためには、声や音楽などの音と、風景描写的なイメージを駆使します。皆さんの幼少のころの記憶を思い返してみてください。数十年経った今でも思い出せるものは、夏休みの1シーンの風景や子どものころに覚えた歌など、非言語的な記憶ではないでしょうか。読んだ文章や書いた文字が幼少の記憶として残ってはいないはずです。

英単語でもそれと似た手段で記憶できるように取り組むのが英単語定着のコツ。決して難しいことではなく、覚えるときの心構えを少し変える程度で実現できる方法です。

単語を覚えるときの最終的なゴールは、単語を見た・聞いた瞬間に日本語の意味が思い浮ぶのではなく、その単語のイメージが頭に浮かぶ状態。感覚としては、その英単語をgoogleの画像検索するような感覚です。

日本語が思い浮かぶと、どうしても英訳するために時間とエネルギーを消費してしまいます。しかし、非言語的なイメージであれば瞬間的に英単語の意味を理解できるのです。

では「英単語を右脳で覚える」ための具体的なやり方をお伝えしていきましょう。

お手本の音声を真似して発声する

単語テキストにはCDやダウンロードによる音源が必ず付いていますので、これを使わない手はありません。単語の音声を聞き、その単語の意味を思い浮かべながら、音声のあとに自分でも真似をして発声してみてください。できれば大きな声の方がベターですが、電車のなかで英単語学習する方は小声でも口パクでも構いません。

口や耳を駆使した「音」を使うことで記憶の定着を促すものですが、この学習法の良いところは同時に発音の精度も向上させられるという一石二鳥なところです。

ちなみに語学学習における音声の不可欠さは、幼児が言語を習得していく過程から分かります。

幼児の言語習得の流れを書き出すと、

・身の回りの声や音を「聞く」
・それを真似て「話す」
・音と文字をリンクさせて「読む」
・認識している文字を実際に「書く」

というプロセスで言語を習得していきます。もちろん細かいことを言えば、この4要素が入り混じっているタイミングがあるわけですが、ざっくりと表現するならこの順番です。

というわけで英語を含めた言語習得には、初期段階で「音」を活用することが効果的であり効率的なのです。もし「今まで音を活用してこなかった」と後悔している方も心配しないでください。言語習得に「遅すぎる」ということはありません。

気付いたときにスタートできれば、何歳になっても挽回は可能です。

単語のコアイメージをつかむ

日本語でも英語でも、単語の意味というのは木の枝葉のようなものです。枝葉のように単語の意味は無数に存在しますが、ネイティブでも言語学者でもその全てを覚えることは非常に難しいことは誰でも分かります。英単語を覚える上では、そんな枝葉といえる意味を覚えようとするのではなく、根幹である単語のコアなイメージをつかみに行くことが大切です。

例えば“diversity”という単語を覚えようとするとします。最近でこそ「多様性」という意味は見慣れたものですが、”diversity”を知らない段階でこの単語の意味をイメージするならどんな描写を思い浮かべるでしょうか。

私が「多様性」を感じるときは「肌など見た目や異文化による考え方」を認識したとき。そしてさらに深掘りして考えると「違い」を個性として尊重する場合に”diversity”という単語を使います。

どうやら”diversity”をシンプルな表現にまで掘り下げていくと、「違い」という意味に行きあたるようです。これが“diversity”のコアイメージです。

肌の色や異文化に関連する事象を思い浮かべてもいいのですが、それでもまだ「枝葉」と言えます。あくまで根幹にある「違い」という意味が”diversity”のコアイメージなのです。

もちろんコアイメージというのは人によって異なる可能性がありますので、不正解はありません。人の数だけ正解があると思ってください。重要なのはコアイメージをつかみに行くという単語に対するアグレッシブな姿勢です。「目で読んで覚える」という受け身的な記憶方法ではなく、積極的に単語を覚えていきましょう。

英単語を覚えるコツ③:セルフ辞書化トレーニング

セルフ類語辞典化:すでに知っている単語と紐づける

たとえば1000個の単語を1000通りのやり方で覚えようとするなら、あまり効率は良くないですよね。英単語を覚えるときに効率的な方法は、すでに覚えている単語と紐づけることです。紐づけ方は「似ている意味の単語」「反対の意味の単語」「関連した単語」などいろいろあります。

先ほどの“diversity”を例に挙げるなら、

・似ている意味の単語:difference, variety, mix, variation
・反対の意味の単語:similarity, identity, uniform
・関連した単語:nationality, culture, color, mind

といった単語を並べることができます。連想ゲームのように様々な単語を紐づけていくことで、右脳を使って単語をイメージすることができ、その単語を「忘れづらく」する効果が見込めます。

上の項目で書いたような「根幹と枝葉」の考え方から連想すると、無数の単語と紐づけることができるはずです。

いわばセルフ類語辞典のようなこの紐づけ法を行うことで、仮に新しい単語を覚える労力が10だとすると、すでに知っている単語を使って紐づけることで労力を5にも3にもすることができます。

セルフ例文集化:英単語を使って身近に感じる例文を作る

この方法はすでに実践されている方も多いかもしれません。あえて説明する必要もないくらいそのままの意味なのですが、覚えようとしている単語を使って身近に感じる例文を作ることで、周囲の環境や状況とその単語を関連付けることができるため忘れづらくなります。

“diversity”を使って例文を作るなら、

I heard some companies have Diversity Department to encourage diversity management.

というところでしょうか。これは実際に私が最近聞いた話を英文にしたものですので、簡単には忘れないでしょう。

セルフ英英辞典化:英単語の意味を英語で説明してみる

このやり方こそ英単語を記憶する方法の集大成であり究極形態です。どうしても覚えられない単語や、一旦は覚えても忘れがちな単語にこの方法を使ってみてください。

やり方はいたって簡単。覚えたい単語のことをできるだけ詳しく説明するだけです。説明するためには「どんな意味か」「どんな品詞か」「どんな状況で使うか」「どんな類義語があるか」などを知っておく必要があるため、少し難易度が上がります。まさに辞書の説明文です。

今回も”diversity”を使って辞書のような説明をするなら、

Diversity:
This is a noun. It means difference of individual’s national origin, culture, color, gender, and so on. It is similar to variety and opposite to similarity.

(ダイバーシティは名詞です。個人の国籍・文化・肌の色・性別などの違いを意味します。バラエティと意味が似ていて、シミラリティとは反対の意味にあたる単語です。)

このように説明ができます。慣れるまでは英語からではなく、日本語で考えてから英訳してもいいでしょう。

これは一人でやっても効果的な方法ですが、可能なら複数人でゲーム形式として行えると面白いです。どんな単語を説明するかを伏せて伝えることで、自分以外の人に推測をしてもらって何の単語かを当ててもらうのです。

複数人で取り組むことで、自分が説明する側ならなるべく分かりやすく説明する努力が必要ですし、逆に当てる側のときはその説明を音やイメージで理解する必要があります。質問を挟めば英会話の練習としても役立ちます。そして何よりゲーム形式なので楽しんで単語を覚えられるという、最高の単語記憶メソッドと言えるのです。

記事のまとめ

英単語を覚えることが英語学習に必須なのは当たり前。しかし、当たり前のことすぎて英単語の効率的な覚え方に気づかないまま学習している方も少なくないはずです。最後に英単語を覚える3つのコツをしっかり振り返っていきましょう。

・コツ①:必要な単語と頻繁に出会う
英単語を覚えやすい環境をセットアップする

・コツ②:音とイメージを使って右脳で覚える
脳科学を駆使して英単語を記憶に残す

・コツ③:セルフ辞書化トレーニング
覚えたい単語を使って実践的にアウトプットする

英語力を上げるなら英単語は避けて通れません。ただ、英単語は効率的に覚えることは可能なので苦手意識も払しょくすることができます。英単語をスピーディに積み重ねることで、英語力も短期的に伸ばしていきましょう!

   



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