【イーロン・マスク】有名スピーチで英語&文化を勉強しよう!

「イーロン・マスク」

未来を創り出す、と言われているこの人物の名前を1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

シリコンバレーに拠点を置く電気自動車メーカー「テスラ」のCEOであり、NASAでも考え付かないことをやってのける宇宙サービス企業の「スペースX」のCEOでもあり、地球上の渋滞問題を解決するための次世代交通システム”Loop構想”を掲げる企業「ボーリング・カンパニー」の創設者であり…

本当に人間なのか疑ってしまうほどの、スーパービジネスパーソンです。

そんなイーロン・マスクを超一流たらしめる要素とは、いったいどんなものなのでしょうか。今回は、南カリフォルニア大学の2014年卒業式にて行われた彼のスピーチから紐解いていきましょう。

希代の起業家とはいえ、イーロン・マスクが心掛けていることは至ってシンプル。心持ちひとつで誰にでもできることです。しかもその心掛けの一部は英語学習にも活かせる内容です。

未来を創り出す男の思想に触れて、ぜひご自分にとってのベストな未来も空想してみましょう。

この記事を書いた人
牧野隆幸
​牧野 隆幸(まきの たかゆき ) イングリッシュベイ青山 シニアトレーナー
大学・自治体プログラム TOEIC講師として登壇経験あり。純日本人の英語トレーナーとして、一般企業や国際的な交流協会に勤務・従事しています。少人数制グループをメインとしながら計400人以上の方々に英語をお教えしてきた私が、実践的な英語学習法をご案内いたします。

スピーチを英語勉強に取り入れるメリット

英語スピーチする人
イーロン・マスクのスピーチを体験する前に、英語スピーチを英語学習に取り入れるべき理由を共有します。有名スピーチを使った勉強は、私が行う英語レッスンで扱っている手法の一つ。有名なスピーチの1フレーズを10分ほどで覚えて、人前で披露するという練習法です。

話者になり切って話せるようになると、自然と英語も口から出てくる感覚を味わえるので楽しいですよ。

さて、英語スピーチが英語学習に効果的である理由は以下の3つです。

①丁度いい長さに区切れる
②英語の勉強のほかに教養も身に付けられる
③人前で行うスピーチやプレゼンの練習・勉強になる

それぞれ確認していきましょう。

①丁度いい長さに区切れる


たいてい良いスピーチには「起承転結」のような話の区切りがあります。

そこをうまく切り取って教材にできれば、長い英文を覚えることなく英語スピーチの勉強ができます。


②英語をツールとして教養の勉強にもなる


いまや「英語はツール」という心構えが浸透されつつありますが、情報を入手するにあたり、世界公用語である英語への理解は避けて通れません。つまり英語を通してあらゆる情報にアクセスできるようになるのです。

イーロン・マスクはTEDなどでも最先端技術についてスピーチをしていますので、ご興味ある方はぜひチャレンジしてみてください。こうして英語学習の早い段階から「英語を使って情報を得る」という習慣ができれば、実際にお仕事に活用するときに役立つはずです。


③人前でのスピーチやプレゼンに慣れる練習・勉強になる


良いスピーチは声の抑揚やスピード、ジェスチャーや目の配り方などが強く意識されていることがあります。今回のイーロン・マスクのスピーチは、意外にも緊張しているように見えますけどね。


こうした上手い話し方を可能な限り「物まね」できれば、自分の言葉でも聞き手に届きやすい、魅力的な話し方を自然に身に着けられることに繋げられるのです。


英語スクリプト


スピーチを使った英語の勉強は、分かりやすい英文の箇所にフォーカスすることが大切です。今回のスピーチでは、4分強のを抜き出して勉強します。

今回のイーロン・マスクのスピーチには、彼が大切だと思うことが5点挙げられています。トピックが何点か挙げられているときは、the first, then, the other thing, the final thingなど順番をほのめかす言葉がよく冒頭に付けられます。途中でどんな話か見失ってしまったときや4分が少し長く感じるときはそのトピックごとに区切って集中して聞いてみましょう。どんなに長いスピーチも、区切ってみると意外に簡単に理解できるものです。

スピーチを使って英語の勉強をするときは、

①音読:
英語の文章を見ながら、音声にあわせて発声

②シャドーイング:
英語の文章を見ずに、音声を聞いたあと0.5秒ほど遅れて発声

この2つの勉強法がメインです。はじめは音読だけを5回繰り返してみましょう。実音声と自分の音の「チューニング」ができるようになった実感が持てるはずですので、その後に文章を見ずにシャドーイングを2回ほど挑戦しましょう。最後に、シャドーイングで上手く話せなかった部分の英文を見て、どんな英語だったかを確認しましょう。

今回のスピーチならこの一連のセットで30分ほどです。このセットを1日3回できれば、1ヶ月もしないうちに優れたスピーチ話者になれるでしょう。

繰り返しますが、スピーチでの英語勉強のコツは、話者になり切って「物まね」することです。

イーロン・マスクの人物像はこの記事の下の方に書いてありますので、音読をする前に彼についてのイメージをぜひ膨らませてみてください。現在のスーパービジネスパーソンっぷりと、その根底にある意外なコツコツとした積み重ねの対比を感じながら勉強してみると楽しいはずです。


“Elon Musk USC Commencement Speech”



(https://youtu.be/e7Qh-vwpYH8?t=102)
※音が小さいのでイヤホン推奨

I think the first is, you need to work, if you, depending on how well you want to do, particularly if you want to start a company, you need to work super hard.

So what is super hard mean?

Well, when my brother and I were starting our first company, instead of getting an apartment, we just rented a small office and we slept on the couch and we showered in the YMCA. And we’re so hard up that we had just one computer. So the website was up during the day, and I was coding at night.

7 days a week, all the time.

And I so briefly had a girlfriend in that period and in order to be with me, she had to sleep in the office. So, work hard, like, every waking hour.That’s the thing I would say, particularly if you’re starting a company.

And I mean, if you do the simple math, you say like somebody else is working 50 hours a week and you’re working 100, you’ll get twice as done, as much done, in the course of the year as the other company.


The other thing I’d say is that if you’re creating a company, or if you’re joining a company, the most important thing is to attract great people.

So either be with, join a group that’s amazing, that you really respect. Or, if you’re building a company, you’ve got to gather great people.

I mean, all a company is a group of people that have gathered together to create a product or service.

So depending upon how talented and hard working that group is, and to the degree in which they are focused cohesively in a good direction, that will determine the success of the company.

So, do everything you can to gather great people, if you’re creating a company.


Then, I’d say focus on signal over noise. A lot of companies get confused. They spend a lot of money on things that don’t actually make the product better.

So, for example, at Tesla, we’ve never spent any money on advertising. We’ve put all the money into R&D and manufacturing and design to try and make the car as good as possible.

And, I think that’s the way to go. For any given company, keep thinking about, “Are these efforts that people are expending, are they resulting in a better product or service?”

And if they’re not, stop those efforts.


And then the final thing is, is to sort of, don’t just follow the trend.

So, you may have heard me say that it’s good to thinking terms of the physics approach, the first principles. Which is, rather than reasoning by analogy, you boil things down to the most fundamental truths you can imagine, and then you reason up from there.

And this is a good way to figure out if something really makes sense, or is it just what everybody else is doing.

It’s hard to think that way, you can’t think that way about everything. It takes a lot of effort. But if you’re trying to do something new, it’s the best way to thing.

And that framework was developed by physicists to figure out counter intuitive things, like quantum mechanics. It’s really a powerful, powerful method.


And anyways, so that’s, and then the final thing I would encourage you to do is now is the time to take risks.

You don’t have kids, your obligations, well! Some of you… Hahaha, you probably don’t have kids.

But as you get older, your obligations increase.

So, and, once you have a family, you start taking risks not just for yourself, but for your family as well. It gets harder to do things that might not work out. So now is the time to do that.

Before you have those obligations. So I would encourage you to take risks now, and to do something bold.

You won’t regret it. Thank you.

(動画1分42秒~6分03秒の間、長さ約4分20秒のスクリプト)

日本語スクリプト


私が思うに、ひとつめはあなたは働かねばならないということ。会社をスタートするなど、本当にやりたいことに従事しているなら、ものすごくハードに働くべきです。

では、「ものすごくハード」とはどういう意味か。

えー、弟と私とで最初の会社を始めたとき、アパートに住む代わりに小さなオフィスを借りて、そこのソファで寝てYMCAでシャワーを借りていました。お金もなくて、コンピューターは一つだけ。なので昼間にサイトを作り、夜にコードを書いていました。

週に7日間、ずっとです。

そのときちょっとの間ガールフレンドがいたものですから、私と一緒にいるために彼女はそのオフィスで寝泊まりしていました。そのため私は起きている間はずっとハードに働きました。これは特に起業しようとしている人に、私が言えることです。

単純な算数のお話ですが、誰かが週50時間働いていて、あなたは100時間働いている。するとあなたは2倍の成果物を得られる。企業として年間を通して考えれば大きいですよね。


他に言えることは、あなたが会社を作るのであれば、あるいは就職するときも、最も重要なことは素晴らしい人たちを惹きつけることです。

一緒にいたりグループに所属していたりする人のなかで本当に尊敬できる人といるべきだし、あるいは起業するとしても素晴らしい人たちを集めなければならない。

つまり、会社というのは製品やサービスを作るために集められた人々の集合体であるということ。

その人たちがどれだけの才能を持っていて、どれだけハードに働いて、どの程度力を合わせて1つの方向にフォーカスできるか、それによって会社の成功は決まるのです。

もし、あなたが会社を作るのなら、素晴らしい人たちを集めるためにできる限りの手段を実行すべきです。


そして、騒音のなかにあるシグナルに集中することについても言っておきましょう。多くの企業が迷走していますが、彼らはより良い製品を作ることに繋がらない物事に、多くのお金を費やしています。

例えばテスラは、広告にお金を使ったことがありません。我々の自動車を可能な限り良いものにするため、費やせるお金は全て研究開発や製造、デザインにつぎ込みます。

これこそがベストだと私は考えます。どんな企業でもこのことを考え続けるべきです。「この努力は人々にお金を払ってもらえることに、そして結果的により良い製品やサービスを生み出すことに繋がるのか」と。

もしそうでないときは、その努力を止めなければいけません。


最後、になるのかな。トレンドを追っかけないことです。

私が以前に言ったことを聞いているかもしれませんが、物事のはじめは物理学的なアプローチで考えると良いですよ。というのは、分析によって理由付けするのではなく、考えられる最も根源的な真実にたどり着くまで煮詰めたあとに、理由付けを行っていくのです。

あることを考えるときに、それが本当に理にかなっているかどうか、または他の誰かが同じことをやっていないかを判断するのに使える方法です。

この方法で考えるのは簡単ではありませんし、全てのことにこの方法が活かせるわけでもありません。そして多大な努力も必要です。でも、何か新しいことにチャレンジするときはこの考え方がベストです。

この思考構造は、量子力学などの反直感的な事象を理解するために物理学者が発展させました。これは本当に強力な思考手段です。


おっと、これが本当の最後ですが、こう考えることをお勧めします。今こそがリスクを取るときだと。

皆さん、子どもはいませんよね。義務感が出て…おっと!ここにいる何人かは…ハハハ、多分子どもはいないと思います。

しかし、歳を取るごとに義務は増えていきます。

一度家庭を持ってしまうと、自分のためだけにリスクを取ることはできなくなり、家族にもリスクが及びます。だんだんと何かをするということが難しい状況になっていきます。だから今こそ何かをすべきなのです。

こうした義務を持つ前に、今リスクを負うこと、そして何か勇敢になれるものを実行することをお勧めします。

あなたは後悔することがなくなるでしょう。ありがとうございました。


イーロン・マスクについて

イーロンマスク
個人資産2兆円(2019年7月現在)を超える世界的起業家、イーロン・マスク。当たり前のように世界長者番付にランクインし、映画「アイアンマン」のモデルとも言われている、輝かしい彼の生い立ちを最後に見ていきましょう。

南アフリカ共和国で生まれたイーロン・マスクは、幼少時代から天才っぷりを発揮していました。大の読書好きで、小学3~4年生のころには学校や近所の図書館の本を読みつくしてしまうほどでした。これだけでもすごいのに読んだ本の内容は、たとえ百科事典でも覚えているという驚異の記憶力を持ちあわせていました。

その後、10歳でプログラミングをマスターし、12歳で自作ゲームソフトを500ドルを販売。10代にして早くもビジネス思考を持ち合わせていたようです。

大学では物理学と経済学の学士を取得し、スタンフォード大学院に進学しました。しかしスタンフォードを在籍2日で辞め、弟キンバルとともにソフトウェア制作会社を起ち上げます。名門スタンフォードをスパっと辞める決断力、尋常ではありませんね。

起業した会社は成功を収め、大手に買収されるほどに成長しました。この買収時に手に入れた20億円超の資金で、イーロン・マスクは次なる起業を行います。この会社こそ、有名企業「PayPal」の前身です。このとき1999年。ネットショッピングもオンライン決済も今と比べるとはるかにマイナーだったことを考えると、彼のなかで考えていた未来が、先見の明として表れていたのでしょう。

そして2社目の起業からたった3年後の2002年、名前をすでにPayPalと変えていたこの企業はネットオークション大手のebay社に買収されることになります。こうしてまだ30歳前半のイーロン・マスクは、150億円を超える資産を手に入れることになりました。

そして彼の野望はついに宇宙に飛び出します。

3社目となる起業は「スペースX」という宇宙ロケット開発企業。創業の目的はなんと「人類火星移住計画」の進行のためという、まるでフィクションのお話のような目的ですが、イーロン・マスクは実現に向けて様々なイノベーションを起こしていきます。

宇宙事業では莫大なコストが掛かるとされますが、使い捨てではなく何度も使えるロケットの開発などを通して、NASAなどの宇宙関連団体が実現できなかったコストダウンを彼はやってのけます。国家機関ではなく民間企業ならではの発想なのでしょう。

さらにスペースX創設の1年後、我々も良く知る電気自動車メーカー「テスラ」を創業します。創設から間もない期間でトヨタと業務提携を結ぶことになり、同業からの期待も高いようです。

電気自動車事業と並行して、太陽光発電企業「ソーラーシティ」も起ち上げ、直近では渋滞をなくすため地下に交通網を作ることを目的としたトンネル採掘企業「ボーリングカンパニー」も起業しています。

だんだんと、イーロン・マスクの手掛けるそれぞれの事業同士に繋がりが生まれてきているように見えませんか?これからも彼が新しい企業を起ち上げていき、イノベーションを起こし続けるのだとしたら、世界はイーロン・マスクで回っていると言われる時代が来るかもしれません。

まさに未来を創る男、イーロン・マスク。

彼の動向から、今後も目が離せません。


まとめ

テスラ
有名スピーチを使って英語を勉強するときの良いところは、多かれ少なかれその話者への興味が生まれるということ。英語を使って他の知識を得るという、言語の本当の使い方に慣れる訓練になります。その話者の思想や背景をある程度理解しておくことで、スピーチで使われている英語の定着度も向上するはずです。

それでは振り返りです。

・スピーチを英語勉強に取り入れるメリット
・”Elon Musk USC Commencement Speech” 英語スクリプト
・”Elon Musk USC Commencement Speech” 日本語スクリプト
・イーロン・マスクについて

未来を創る男と呼ばれるほどの人物「イーロン・マスク」も、小さなことをコツコツと積み重ねていき、失敗に失敗を重ねた結果、今の成功を勝ち取っています。

英語学習においても日々コツコツと勉強を積み重ねて、そして失敗を恐れずに実践して英語を使ってみることが英語を使いこなせるようになる1番の近道になるのです。

   



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