【おすすめTED】英語にも活かせる!共感を得られる話し方

ハートのオブジェ

「いまいち英語で上手くコミュニケーションできないな…」

英会話レベルは十分なはずなのに、なかなか英語でネイティブスピーカーと意思疎通ができない。こんなことありませんか?

「英語を話せる実力はあるのに、あなたの英語が伝わらない。」この問題の原因は「話し方」にあるのかもしれません。

話す内容はもちろん大事です。ただ、気持ちの表現や態度、音の抑揚なども含めて、相手にどう伝えるかという「話し方」を疎かにしていると、あなたの伝えたいことの半分も伝わっていない可能性があります。

これは英語での会話のみならず、普段の日本語の会話でも起こりうることです。

ではどう話せば上手く伝わるのか。

TED総視聴数で6位に入る3300万回数を突破している人気動画、Julian Treasure氏による“How to speak so that people want to listen”(人が聞きたくなるような話の伝え方)を通して学ぶことができます。

では、誰もがあなたの話を聞きたくなるような方法を、一緒に身につけていきましょう!


この記事を書いた人
牧野隆幸
​牧野 隆幸(まきの たかゆき ) イングリッシュベイ青山 シニアトレーナー
大学・自治体プログラム TOEIC講師として登壇経験あり。純日本人の英語トレーナーとして、一般企業や国際的な交流協会に勤務・従事しています。少人数制グループをメインとしながら計400人以上の方々に英語をお教えしてきた私が、実践的な英語学習法をご案内いたします。

「人が聞きたくなるような話の伝え方」


“How to speak so that people want to listen”

「人が聞きたくなるような話の伝え方」(9分55秒)

タイトル:”How to speak so that people want to listen”
話し手:Julian Treasure

(https://www.ted.com/talks/julian_treasure_how_to_speak_so_that_people_want_to_listen)

【総合的な難易度】
 易 ★★★☆☆ 難

■ 英語の難易度
 易 ★★★☆☆ 難

■ 英語スピード
 遅 ★★★☆☆ 速

■ 話の内容の難易度
 易 ★★★☆☆ 難


トークの概要

(※英語力を鍛えたい人は、概要を読む前に動画を観ることをおすすめします。)

「人の声、それは強い力を持つツールです。」

「声」によって戦争を始めることもできれば、愛を伝えることもできる。良くも悪くも強力な効果を発揮し、世界を変えられるようなこのツールを、私たちは持ち合わせているのです。

しかし、全ての人が効果的に「声」を扱えているわけではなく、むしろ「自分の話を聞いてもらえない」という経験がある人の方が大多数ではないでしょうか。

音とコミュニケーションのプロであるJulian Treasure氏のTEDトークによって、「『あなたの話を聞きたい!』と思わせるように話す」方法が紐解かれていきます。

具体的なトピックとして、

・今すぐ止めるべき「話し手の7つの大罪」
・話に力を与える4要素”HAIL”
・のどの「道具箱」を上手く使った話し方

以上を中心に上手な話し方を説明していきます。

Julianさんは、「声」を上手く活用できれば世界は変えられると言います。これはもちろん英語でも日本語でも、どの言語でも当てはまることです。

今回は、英語が徐々に話せるようになってきた初級~中級の方に参考にしていただきたトークです。英語での会話が成り立つようになり、次のステップとして、自分の話に相手がいかに耳を傾けてくれるのか。Julianさんのトークは、この課題をクリアするヒントを与えてくれるはずです。

(以下はTEDトークをもとにして、英語学習に活用できると考えられる情報や、トーク内容を日本語訳した情報を記しています)


今すぐ止めるべき「話し手の7つの大罪」

stopのサイン
私たちが誰かと話をするとき、良くない振る舞いを習慣的に行ってしまうことがあります。これは誰もが陥りやすいものです。

Julianさんが挙げる7つの悪い習慣「話し手の7つの大罪」を犯さないように気を付けるだけでも、自然と相手が耳を傾けてくれるようになります。

以下、7つの悪い習慣に陥っていないか注意してみてみましょう。


1. gossip(うわさ話)


その場にいない人の悪口を言うことです。もし私たちが誰かの悪口を言ったとしたら、それを聞いた人は5分後に私たちの悪口を言っているでしょう。

良いおこないとは言えませんね。


2. judging(批判)


相手が自分を批判の目で見てきたり、期待外れだと言われたり。そんな相手の言うことなんて、普通の人なら聞きたくなくなるでしょう。

求められていない批判・ダメ出しは慎みましょう。


3. negativity(負の気持ち)


人間誰でもネガティブになるときはありますが、会話には負の気持ちを持ち出さないようにしましょう。

Julianさんのお母さんも非常にネガティブな時期があったと言います。Julianさんが「今日は10月1日だね」とお母さんに言うと「そうよ、最悪だわ」と答えたそうです。

何を言ってもネガティブな反応をされたら、その人の話は聞くに堪えません。


4. complaining(不満)


イギリス人のJulianさんは、不満を漏らすのはイギリスのお国芸・国技と言います。天気やスポーツ、政治など何でも不満の言葉をこぼすそうです。

でも、不満は世界に光や希望を照らしてくれません。不幸のもとになるような悪役です。


5. excuses(言い訳)


誰にでも身に覚えはあるでしょう。言い訳をすることで責任を放り投げて、他人にそれをなすりつけ、自分の行動に対して責任を取ることをしない。

1度や2度なら仕方ないかもしれませんが、いつも言い訳をしている人の話なんて誰も耳を傾けたくありません。


6. lying(嘘)


ついつい話を大きくしたくなり、誇張や脚色によって嘘をついてしまうケース。

「すごいすごい」と連発していたら、いざ本当に「すごい」ことを目の当たりにしたときに何と言えば良いでしょう?

嘘ばかりの人の話にも、やはり聞く耳は持てません。


7. dogmatism(独断主義)


最後の罪は「独断的に話す」こと。

事実と意見を混同して話してしまう。そんな人の話なんて右から左に抜けていき、頭の中にはきっと残りません。

自分の意見をあたかも事実のようにぶつけられても困ります。


以上の7つが会話でやってはいけない「話し手の7つの大罪」です。この罪を犯してしまうと聞き手は話を聞いてくれなくなりますので、可能な限り自分の発言には注意を払いましょう。


話に力を与える4要素”HAIL”

英語のOKサイン
「会話でやってはいけない」というお話の次は、「会話でやると良い」というポジティブなお話です。

これからお伝えする4つの要素によって、あなたの話や言葉に力が満ちていき、世界を変えられる機会がもたらされるかもしれません。

その4要素の頭文字を並べると”HAIL”となり、英語では「歓喜して迎える」という意味にもなります。この4要素を実行することができれば、まさしく歓喜で迎えられるような話し手にもなれるでしょう。


Honesty(正直さ)


話を曲げたりぼやかしたりせず、真実を話すことです。


Authenticity(信頼性)


ありのままであること。あなたが「正しい」と思うことをベースに話をすることです。


Integrity(誠実さ)


有言実行。自分が発した言葉の内容をしっかりと行動に移し、周囲から信用されるようになること。


Love(愛)


ロマンチックな意味での「愛」ではなく、ひとの幸せを願う「愛」です。会話に愛を掲げる理由は2つあります。

1つは、絶対的な正直さが常に求められているわけではないということ。例えば「あら、今朝はひどい顔だね!」なんて言われたくないでしょう。相手への愛をもって会話を和らげるべきです。

もう1つは、誰かの幸せを願っていれば、批判的な姿勢を取ることが難しくなるからです。


英語には必須?「のど」の「道具箱」を上手く使った話し方

英会話の道具箱
何かを伝えるときに大切なのは、その話の内容はもちろんですが「伝え方」に気を配ることです。

伝え方でキーになるのが「のど」の使い方。のどには「道具箱」とも言える様々な機能があるのですが、使いこなしている人は少数です。

うまく使いこなすことができれば、話す力を高めることができます。

それでは「道具箱」に入っているツールを見ていきましょう。


Register(声域)


人は声の出しどころを変えることができます。

たいていの人はのどを使って声を発しますが、鼻を使えば鼻から抜けるような発声も可能です。

そして、話に重みを持たせたい場合は、のどより下にある胸を使って声を出しましょう。声が低くなり深みが出るはずです。

低い声の政治家に票が集まるという話もあります。声の深さは力強さや権力に結びつくのです。


Timbre(声色)


他人が聞いて、あなたの声をどう感じるか。声の質感ともいうべきものが「声色」です。

人はホットチョコレートのような声色を好みます。リッチでなめらかで温かい、そんな声です。

もし自分の声色がそうでなかったとしても、悲観することはありません。ボイストレーニングで声色は変えられます。

息づかいや話す姿勢、さらにはエクササイズによって声を見違えるほど改善することは可能なのです。


Prosody(韻律)


いわゆる抑揚です。

抑揚は会話において、非常に重要な働きを持ちます。抑揚がなく、単調で一本調子な話し方をイメージしてみてください。小学校の校長先生のスピーチみたいなものでしょうか。聞く気が起きませんね。

英語学習においては、この抑揚を操ることがスピーキングの第1ステップのようなもの。仮に発音が上手くても、アクセントがなく単調だと英語が伝わらないこともあります。

日本語は抑揚が少ない言語なので、日本人が英語を話すときは大げさだと思うくらいが丁度いいです。

“Do you speak English?”のようにYesかNoで答えさせる質問の語尾を上げることも、抑揚の使い方の一つです。


Pace(ペース)


速く話すと興奮しているように聞こえます。逆にゆっくりと話すことで強調するような話し方もできます。

さらに強力な強調方法は「沈黙」です。発言の前に沈黙を挟むことで、注目を集めることができます。

プレゼンテーションの際には最適なツールですね。


Pitch(ピッチ)


感情の高ぶりを表します。

ピッチが高くなればなるほど、感情的に聞こえさせたり、あるいは言葉の意味合いを少し変えたりすることもできます。


Volume(音量)


音量を効果的に使い分けることも、注意を引き付ける際に役立つツールです。

音量が大きければ興奮しているように聞こえます。また、逆にささやくような音量で、静かに話すことでも注目度はアップします。

気を付けるべきなのは、終始同じ音量で話をしないこと。ずっと大きな声で話すことは迷惑でしかありません。自分の音を無神経にひとに押し付けるようなことは止めましょう。


英語を使って「世界」を変える話し方

英語スピーチをしている男性

自分の声に意識を傾けると、周りが変わる


私たちがいる現代の世界というのは、騒音や雑音に溢れています。それに加えて、今回お伝えしたような内容を意識しながら発声している人は少ない。

ということは、「良くない環境にいる相手に」向かって、「良くない方法で」会話を成立させようとしているのです。

もしこの状況を変えられるとしたら、あなたの世界はどう変わるでしょう?

理想とする声を意識的に作り出し、意識的に声へのエネルギーを費やし、さらには会話に相応しい環境すらも用意できたとしたら?

きっとその世界は、声が美しく響き、お互いの言い分がはっきりと理解できるような空間となるでしょう。


英語に活用できるポイント


日本人は英語の音に対して苦手意識を持っている人が多いと感じています。発音やアクセントが上手くできないと、「英語で堂々と発声するなんて夢のまた夢」なんて思う人もいるのではないでしょうか。

しかし私のトレーナー経験上、その考え方ではいつまで経っても英語の音は上達しません。

間違っていても下手でも構わないので、まず先に「英語を堂々と発声する」ことができるようになった人が、発音やアクセントを上手く扱えるようになるのです。

まずは「のどの道具箱」の項で触れたような、声の出し方に意識を集中してみてください。英語の細かい発音は二の次でも問題ありません。

日本語の音は抑揚がないことを美としているので、日本人が英語で話すときは自分が考えているより2倍くらい大げさに話すとちょうどいいくらいです。

声の出し方に慣れてきたら、「話し手の7つの大罪」と「4大要素”HAIL”」を英語でも意識できるようにしていきましょう。

そうすれば、英語自体のレベルがそれほど高くなくても、海外の人から信頼を集められるようなイングリッシュスピーカーになれるはずです。


知っておくと便利な英単語 5選

英単語の辞書

1. exhaustive /ɪɡˈzɔːstɪv (ɛɡˈzɔːstɪv)/


– adjective (形容詞):
including or considering all elements or aspects; fully comprehensive.
全ての要素や観点を含んだり考慮したりすること。完全に包括的な状態。徹底的な。


2. rummage /ˈrʌmɪdʒ/


– verb (動詞):
search unsystematically and untidily through something.
無作為に、物を掻き回しながら探す。

– noun (名詞):
an unsystematic and untidy search.
無作為に、散らかしながらの捜索。


3. exaggerated /ɪɡˈzadʒəreɪtɪd/


– adjective (形容詞):
regarded or represented as larger, better, or worse than in reality.
良くも悪くも、必要以上に大きく見なされたり表現されたりする状態。大げさな。


4. applause /əˈplɔːz/


– noun (名詞):
approval or praise expressed by clapping.
拍手によって承認されたり褒められること。賞賛。


5. consciously /ˈkɒnʃəsli/


– adverb (副詞):
in a deliberate and intentional way.
故意的な方法で。意識的に。


知っておくと便利な英語フレーズ 5選

英会話フレーズの本

1. What I’d like to suggest,


提案させていただきたいこと、
(0:21 「話し手の7つの大罪」を話す前)

※what I’d like to (do): ~したいこと


2. You can fall into this.


あなたはこの状態になり得ます。
(1:00 誰でもネガティブな気持ちになる、ということを紹介するとき)

※fall into ~: ~の状態になる


3. It’s not spreading sunshine and lightness in the world.


それは温かさや光を世界にもたらしてはくれません。
(1:35 不満をこぼしてばかりではいけないという話のとき)

※spread: ~を広げる、もたらす


4. It demeans our language, actually sometimes.


実は時々、それは私たちの言葉の品格を落とすのです。
(2:00 話の誇張は嘘に繋がることを話すとき)

※demean: ~の品格を落とす、損なう


5. Somebody is bombarding you with their opinions as if they were true.


まるで真実だというように、誰かがあなたに意見をぶつけてきます。
(2:10 独善的に話す人は事実と意見を混同させることを示すとき)

※bombard: ~に砲撃する、ぶつける、浴びせる
※as if ~: まるで~のように


まとめ

スタートの一歩
今回は「人が聞きたくなるような話の伝え方」について、TEDトークを通して学んできました。英語学習に伸び悩みを感じている方にとっては、ブレイクスルーする1つの要因としていただけるはずです。

特に覚えておいてほしいことはこの3つのトピック。

・今すぐ止めるべき「話し手の7つの大罪」
・話に力を与える4要素”HAIL”
・のどの「道具箱」を上手く使った話し方

これらを用いた上手い話し方を身に着ければ、その人は世界を変えられるとJulianさんは語りました。

もちろん、いきなり世界を変えられるわけではありませんし、いきなりこのトピックすべてを使えるようになるわけでもありません。

まずは今回の内容の何か1つだけでも、今日から実践してみてください。始めやすいのは「止める」だけで上手くいく「話し手の7つの大罪」でしょうか。

継続は力なり。コツコツとできることを増やしていき、英語でも日本語でもコミュニケーション上手な人を目指していきましょう!

   



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